{{tag>R IDE editor windows linux}}
====== eclipse+StatET ======
Rである程度まとまった量のスクリプトを書こうとすると,RGUI付属エディタではちょっとしんどい.更新後,保存前にクラッシュして涙目になった人も多いはず.まだの人も悪いことは言わないので,外部エディタを使いましょう.
[[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B1%E5%90%88%E9%96%8B%E7%99%BA%E7%92%B0%E5%A2%83|統合開発環境]]のEclipseを使うと,コードのハイライトや入力補完,整形など色々便利な機能が使える.少々大袈裟なきらいはあるけれど...
===== インストール方法 =====
エクリプスは**Pleiades All in One 日本語ディストリビューション**(http://mergedoc.sourceforge.jp/)を使うと楽.
- 公式サイトhttp://www.walware.de/goto/statetからStatETをダウンロードし,適当な場所に解凍する.
- エクリプスの実行ファイル(eclipse.exe)と同じフォルダにある**dropinsフォルダ**に解凍したフォルダ(site-statet-00.07.02)を移動する.
- **ヘルプ>ソフトウェア更新**からインストールする.proxy設定が必要であれば,**ウィンドウ>設定>一般>ネットワーク接続**で設定する.
参考サイト
http://kaiseki.ori.u-tokyo.ac.jp/~katukawa/R/eclipse.html
http://d.hatena.ne.jp/kompiro/20080707/1215405679
===== 初期設定 =====
==== Rコンソール実行構成の作成 ====
- **実行>実行構成**を開き,**R コンソール**を右クリックし**新規**を選択し,Rコンソール実行構成を作成する.
- 構成の名前は適当に決める
- **R Configタブ**のR Environmentの**構成**を選択し,**StatET>R相互作用>R Environments**にRのホームディレクトリ(僕の場合C:\R\R-2.8.1)を指定する
- **共通タブ**の**お気に入りメニューに表示>実行**にチェックを入れ,実行メニューにショートカットを作成する
- **メインタブ**の**Lanunch type**をRtermに設定し,**Options/Arguments**に**--ess--internet2--max-mem-size=2000M**を追加する
補足:essオプションはStatETとRを連携させるため(っぽい)は不要,プロセス確認したら自動的に付いていた.internet2オプションはproxyを使うため.max-mem-size=2000MはRで使うメモリの最大値を指定する(ただし,メモリサイズはPCのスペックによるので,適宜変更のこと).
==== dviビューアの設定 ====
ウインドウ>設定>Texlipse>ビューア設定>新規
ビューア名: dviout
ビューア・コマンド: C:\tex\dviout\dviout.exe
ビューア引数: %file -1 "# %line %texfile"
==== パースペクティブを作成 ====
**ウインドウ>パースペクティブを開く>その他**からStatETを選択すると,メインウインドウ右上にStatETパースペクティブを開くアイコンが追加される.
===== 基本的な使い方 =====
- 実行ボタン(オーディオの再生ボタンみたいなボタン)の横にあるドロップダウンボタンから**Rコンソール実行構成の作成**で作成した構成を選択し,コンソール(Rターミナル)を立ち上げる
- スクリプトはエディタに書く
- 実行する
エディタで入力前,あるいは入力中に**Ctrl+Space**を押すとオブジェクトや関数の補完入力候補がポップアップする.
|Ctrl+R R|選択中のコード(未選択の場合はカーソルのある行)をコンソールに送り,コンソールにフォーカスする|
|Ctrl+R Ctrl+R|選択中のコード(未選択の場合はカーソルのある行)をコンソールに送る.フォーカスはエディタのまま|
|Ctrl+I|選択範囲(未選択の場合はカーソルのある行)のインデント(字下げ)を行う|